格安スマホどこがいい?~3
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しかし玉石混淆の端末を選択するより、今使っている携帯をそのまま使い続けたいという人も多いだろう。機種変更せずに、料金だけを抑えたい場合はどうすればいいのだろうか?
「基本的に最近のdocomoの端末ならMVNOでそのまま使えます。いま使っている端末のdocomoのSIMをそのまま格安SIMに変更すればいいだけです。iPhoneもdocomoで契約したものならそのまま使えますし、最近はMVNOでもiPhoneの端末代金込みのプランもありますよ」
● 月々○○円の節約!? 乗り換えのタイミングも重要
最後に、MVNOに変えるにあたって一番気になるのは、やはり具体的な値段だろう。MVNOは、とにかく月々の携帯料金を抑えられるという圧倒的な魅力がある。通話量や通信量など個人差があるだろうが、乗り換えた場合、だいたい月々の料金はどれくらい安くなるのだろうか。
「MVNOは端末の本体代も通信料も、そしてSIMの料金も安いんです。いまは携帯の端末代金(分割)と月額料金セットで、3000円前後のプランもあります。SIMカードだけの販売もしていますけど、特に機種にこだわりがなければ端末ごと乗り換えてしまうのがラクだと思います」
例えば、いま人気のMVNOの月額料金は、データ通信量が1ヵ月6GB+通話プランで約3000円前後。最近はデータ容量を気にせずに大容量で使えるプランも増えてきた。
「現在、大手キャリアに月8000円前後を支払っているとすると月5000円の削減。年間で6万円ものコストカットになります。ずっと使い続けていくものだからこそ、この差額は大きいですよね」
MVNOの料金プランも多様化しており、通話量が多い人、データ量が欲しい人、SNSを頻繁に開く人など、自分に合ったプランを選べるという。
「自分に合った機種やプランを検討し決定したら、いよいよ乗り換えなわけですが、最後に解約のタイミング。これも重要です。解約料がかからない更新月に乗り換えるのが一番お得ですよね。でも解約料を渋ってだらだら払い続けても仕方ないので、思い切って乗り換えてしまってもいいと思います。解約料は数ヵ月で回収できますよ」
防水、おサイフケータイ付きなど続々と多彩な機種がそろい始めている格安スマホ市場。現在のスマホ料金に不満を持っている人は、格安スマホの使用を検討してみてもいいかもしれない。